シニア市場の正体

樹木希林さんに学ぶ「身の丈にあった終活」とは

梅津順江・株式会社ハルメク 生きかた上手研究所所長
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 死後の準備を事前に行う「終活」という言葉が2000年代後半から使われるようになりました。10年と12年にはユーキャン新語・流行語大賞の候補に挙がり、12年にトップテン入りしました。今では週刊誌などで特集が組まれたり、関連書籍が出版されたりしています。

死後に残したいモノは「ない」

 私が所属する「ハルメク 生きかた上手研究所」は、昨年11月に「老後に関するアンケート」をウェブ上で行い、60~74歳の男女720人に終活に関する意識と実態を聞きました。印象的だったのが、「遺(のこ)したいモノ、遺したくないモノ(自由回答)」という設問に対する回答です。

 この設問では、男女ともに残したいモノとして「金融資産」「不動産」「貴金属」などが挙がるだろうと考え…

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梅津順江

株式会社ハルメク 生きかた上手研究所所長

大阪府生まれ。杏林大学社会心理学部卒業後、ジュジュ化粧品(現・小林製薬)入社。ジャパン・マーケティング・エージェンシーを経て、2016年3月から現職。主に50歳以上のシニア女性を対象にインタビューや取材、ワークショップを行っている。著書に、「この1冊ですべてわかる 心理マーケティングの基本」(日本実業出版社)などがある。