くらし人生100年時代のライフ&マネー

老後ニーズにあわせ資産管理「遺言代用信託」が人気

渡辺精一 / 経済プレミア編集部

高齢者の資産管理(4)

 高齢者の資産管理に、信託銀行などで扱う「遺言代用信託」の活用が広がっている。自分の死後、家族にスムーズに生活資金を引き渡したり、認知症などで自分の判断能力が衰えた場合に備えたりできる点が注目されている。

利用が急伸16万4000件に

 「口座支払いを停止します」。銀行支店を訪れた大阪府の70代女性は窓口でこう告げられた。夫を肺がんで亡くした約2週間後。保険料の引き落としを夫名義口座から自分名義口座に変更しようと、夫が死亡したことを説明したところ、夫の口座自体が凍結されてしまった。

 相続開始と同時に亡くなった人の財産は相続人全員の共有財産となる。銀行は名義人の死亡を知った時点で口…

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渡辺精一

渡辺精一

経済プレミア編集部

1963年生まれ。一橋大学社会学部卒、86年毎日新聞社入社。大阪社会部・経済部、エコノミスト編集次長、川崎支局長などを経て、2014年から生活報道部で生活経済専門記者。18年4月から現職。ファイナンシャルプランナー資格(CFP認定者、1級FP技能士)も保有。

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