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日立の英原発凍結「失敗」を認めない世耕経産相の強弁

位川一郎・毎日新聞紙面審査委員
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世耕弘成経産相=国会内で2017年3月1日、川田雅浩撮影
世耕弘成経産相=国会内で2017年3月1日、川田雅浩撮影

 日立製作所が1月17日、英国で計画していた原子力発電所の新設事業の凍結を決めました。これを受けた翌18日の世耕弘成経済産業相の発言には驚きました。計画の「失敗」を認めなかったからです。原発輸出の旗を振った政府の責任についての言及も反省の弁も、一切ありませんでした。

「民間企業として限界」

 計画は、日立が子会社を通じて英中部アングルシー島に原発2基を建設し、2020年代半ばの運転開始を目指すものでした。

 しかし、安全対策費などで事業費が3兆円規模に膨らんだうえ、リスク分散のために期待していた日本企業か…

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位川一郎

毎日新聞紙面審査委員

 1957年広島県生まれ。東京大経卒。81年埼玉新聞社入社。88年毎日新聞社入社。水戸支局、経済部、総合メディア事業局、地方部などを経て、2004~10年経済部編集委員。国土交通省、農水省、総務省などを担当し、ライブドア騒動、米国産牛肉の輸入再開、公共事業問題などを取材。13年から現職。