ニッポン金融ウラの裏

遠藤金融庁長官が「喝!」経営改革遅い地域銀行

浪川攻・金融ジャーナリスト
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銀行の改革は待ったなし
銀行の改革は待ったなし

 地域銀行がいよいよ生き残りに向け正念場を迎えることになりそうだ。いうまでもなく、地域銀行は近年、経営環境が激変するなかで旧来型のビジネスモデルの転換が求められ続け、金融庁もそれを強く要請してきているが、必ずしも、その実現スピードは早まったというわけではない。

前任の森長官より厳しい言葉?

 1月、地域銀行の頭取が集まった会合の席上で、金融庁の遠藤俊英長官が放った発言が業界を駆け巡っている。遠藤長官は「地域金融機関のトップの皆さんが持続可能な経営を確立するためにどのような決断を下し、その実現に向けてどのような施策を実行するかが極めて重要となる」と述べたうえで、「この5年間を振り返ると、皆さんの決断と実行のスピード感はまったくもって十分でないと言わざるを得ない」と語った。

 さらに遠藤氏は、最近の製造業などの大企業の経営問題を例に出して「リーダーシップとガバナンスの欠如が…

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浪川攻

金融ジャーナリスト

1955年、東京都生まれ。上智大学卒業後、電機メーカーを経て、金融専門誌、証券業界紙、月刊誌で記者として活躍。東洋経済新報社の契約記者を経て、2016年4月、フリーに。「金融自壊」(東洋経済新報社)など著書多数。