銀行の改革は待ったなし
銀行の改革は待ったなし

マネー・金融ニッポン金融ウラの裏

遠藤金融庁長官が「喝!」経営改革遅い地域銀行

浪川攻 / 金融ジャーナリスト

 地域銀行がいよいよ生き残りに向け正念場を迎えることになりそうだ。いうまでもなく、地域銀行は近年、経営環境が激変するなかで旧来型のビジネスモデルの転換が求められ続け、金融庁もそれを強く要請してきているが、必ずしも、その実現スピードは早まったというわけではない。

前任の森長官より厳しい言葉?

 1月、地域銀行の頭取が集まった会合の席上で、金融庁の遠藤俊英長官が放った発言が業界を駆け巡っている。遠藤長官は「地域金融機関のトップの皆さんが持続可能な経営を確立するためにどのような決断を下し、その実現に向けてどのような施策を実行するかが極めて重要となる」と述べたうえで、「この5年間を振り返ると、皆さんの決断と実行のスピード感はまったくもって十分でないと言わざるを得ない」と語った。

 さらに遠藤氏は、最近の製造業などの大企業の経営問題を例に出して「リーダーシップとガバナンスの欠如が…

この記事は有料記事です。

残り844文字(全文1231文字)

浪川攻

浪川攻

金融ジャーナリスト

1955年、東京都生まれ。上智大学卒業後、電機メーカーを経て、金融専門誌、証券業界紙、月刊誌で記者として活躍。東洋経済新報社の契約記者を経て、2016年4月、フリーに。「金融自壊」(東洋経済新報社)など著書多数。

イチ押しコラム

ニッポン金融ウラの裏
記者会見で質問に答える黒田東彦・日銀総裁=2019年1月23日、後藤豪撮影

日銀保有ETF21兆円と「昭和40年不況」の棚上げ策

 日銀がマイナス金利政策を発動して早くも3年になる。いまのところ、日銀がマイナス金利政策を脱却する見通しは立っておらず、金融機関の…

知ってトクするモバイルライフ
3月1日に発売する「トーンe19」。シンプルなミドルレンジモデルで価格を抑えた

「iPhone1台分で1家族」トーンモバイル新端末

 カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)傘下で格安スマホ事業を展開するトーンモバイルが、新端末「トーンe19」を3月1日に発…

藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」
国道4号沿いのサービスエリア「Alzu」はサイ、カバ、インパラなどが放し飼いにされている人気スポット(写真は筆者撮影)

ヨハネスブルク「絶対に歩いてはいけない」地区を縦断

 ◇南アフリカ編(7) レソト王国入国に失敗したにもかかわらず、懲りもせず今度は、エスワティニ(旧スワジランド)の国境近くまで走っ…

職場のトラブルどう防ぐ?
 

働き方改革のしわ寄せ?「収入半減」パート女性の嘆き

 A実さん(55)は、チェーン展開する自宅近くのクリーニング店で受付のパートとして働いています。昨年「働き方改革」への対応で店舗に…

メディア万華鏡
婚約が内定、記者会見される秋篠宮家の長女眞子さまと小室圭さん=東京都港区の赤坂東邸で2017年9月3日、代表撮影

「開かれた皇室」が生んだ?小室さんスキャンダル報道

 ガソリン、投下しちゃった。秋篠宮家の長女眞子さま(27)との婚約が延期となっている米国留学中の小室圭さん(27)が1月22日、母…