サイバー攻撃の脅威

「米朝首脳会談」水面下で激しい“サイバー攻撃”が

松原実穂子・NTTチーフ・サイバーセキュリティ・ストラテジスト
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2月27日、夕食会で円卓に並んで座るトランプ米大統領(右)と金正恩朝鮮労働党委員長=ベトナムのハノイで(朝鮮中央通信=朝鮮通信)
2月27日、夕食会で円卓に並んで座るトランプ米大統領(右)と金正恩朝鮮労働党委員長=ベトナムのハノイで(朝鮮中央通信=朝鮮通信)

 米朝首脳会談で朝鮮半島の動きに注目が集まる中、北朝鮮のサイバー攻撃についての報道が韓国メディアを中心に続いている。韓国の国防部や北朝鮮情勢を追っている人々が攻撃の標的となっているというのだ。

 韓国メディアは、北朝鮮からのサイバー攻撃が2018年10月以降増加していると指摘する。攻撃の手口でよくあるのが「標的型メール攻撃」である。相手が信頼している組織の職員になりすまし、相手が強い関心を持っているテーマについてメールを送る。そして、コンピューターウイルスが隠された添付ファイルやリンクを思わず開けたくなるように仕向けるのだ。感染させたパソコンを足がかりにして、情報を盗む。

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松原実穂子

NTTチーフ・サイバーセキュリティ・ストラテジスト

早稲田大学卒業後、防衛省で9年間勤務。フルブライト奨学金により米ジョンズ・ホプキンス大学高等国際問題研究大学院で修士号取得。その後、米シンクタンク、パシフィックフォーラムCSIS(現パシフィックフォーラム)研究員などを経て現職。国内外で政府、シンクタンクとの意見交換やブログ、カンファレンスを通じた情報発信と提言に取り組む。