
毎月勤労統計の調査方法変更をめぐって、アベノミクスが成果を上げたように見せる「偽装」が行われたかどうかが国会で大きな議論になりました。真相はまだ分かりません。ただ、少なくとも「偽装の土壌」が存在することは明らかになったと思います。
「無理筋」に見えた野党の追及
焦点は、従業員30~499人の事業所について、調査対象を2~3年で総入れ替えしていた方式が、毎年一部を入れ替える方式に変わったことです。
2015年に、当時の中江元哉首相秘書官が厚生労働省に対して変更を促すような意見を伝えていたことから、野党が「アベノミクスの成果を示したい首相官邸の意向が働いたのではないか」と追及しました。
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