人生100年時代のライフ&マネー

金融詐欺に遭いやすい高齢者の「退職金と自信過剰」

渡辺精一・経済プレミア編集部
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 高齢者の資産管理で注意しなければならないのが金融詐欺への警戒だ。高齢者は「必ずもうかる」と持ち掛ける「詐欺的投資勧誘」のターゲットになりやすく、被害も目立つ。単に投資に対する知識が不足しているというより、加齢による認知の衰えや、自信過剰が災いを招いているという面がありそうだ。

 詐欺的投資勧誘とは、投資商品が間違いなく得になるように思い込ませるような悪質な勧誘行為をいう。消費者委員会が2013年にまとめた調査報告によると、全国の消費生活センターに寄せられた詐欺的投資勧誘に関する相談の7割は65歳以上の人からだった。

 代表格は、未公開株、社債、外貨、事業などへの投資話。電話、メール、手紙で「未公開株だが、上場確実なので必ずもうかる」「今、社債を買ってくれたら、後で高く買い取る」など言葉巧みに持ち掛けることが多い。

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渡辺精一

経済プレミア編集部

1963年生まれ。一橋大学社会学部卒、86年毎日新聞社入社。大阪社会部・経済部、エコノミスト編集次長、川崎支局長などを経て、2014年から生活報道部で生活経済専門記者。18年4月から現職。ファイナンシャルプランナー資格(CFP認定者、1級FP技能士)も保有。