高齢化時代の相続税対策

長女と「二世代同居」の春待ちわびた95歳母の大往生

広田龍介・税理士
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 東京都内に住む1923(大正12)年生まれのM子さん(95)。チャキチャキの江戸っ子で年齢を感じさせないぐらい元気なおばあちゃんだ。おいしいものを食べるのが大好きで、特に肉が大好物だ。

自宅の敷地売って「相続対策」

 M子さんの所有する396平方メートルの敷地には、M子さんの自宅建物と長女(68)一家の住む建物があり、お互い行き来できる。M子さんは寂しさとは無縁の生活を送ってきた。

 しかし、いつまでも元気でいられないだろうと考え、M子さんは昨年、自分の自宅のある半分(198平方メ…

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広田龍介

税理士

1952年、福島県いわき市生まれ。85年税理士登録。東京・赤坂で広田龍介税理士事務所を開設。法人・個人の確定申告、相続税申告、不動産の有効活用などを中心に幅広くコンサルティング活動を続けている。相続税に関する講演やセミナーも開催している。