サイバー攻撃の脅威

セキュリティー対策の遅れが招く「億単位の情報流出」

松原実穂子・NTTチーフ・サイバーセキュリティ・ストラテジスト
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 個人情報の流出は、意図的なサイバー攻撃で起きる。だが、データベースを誰でもアクセスできる状態に放置するという、あってはならないミスで発生することもある。過去2年の間に米国企業でこうした事態が立て続けに起きた。

 それは2017年8月のことだった。米国のベーカリー兼カフェチェーン店パネラ・ブレッドのウェブサイトから、客の個人情報が流出していることにサイバーセキュリティー研究者が気づいた。このチェーンは米国とカナダで2100店舗を展開している。

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松原実穂子

NTTチーフ・サイバーセキュリティ・ストラテジスト

早稲田大学卒業後、防衛省で9年間勤務。フルブライト奨学金により米ジョンズ・ホプキンス大学高等国際問題研究大学院で修士号取得。その後、米シンクタンク、パシフィックフォーラムCSIS(現パシフィックフォーラム)研究員などを経て現職。国内外で政府、シンクタンクとの意見交換やブログ、カンファレンスを通じた情報発信と提言に取り組む。