
愛称「トリキ」で知られる焼き鳥チェーン大手の鳥貴族(東証1部上場)が2014年の上場以来、初の赤字決算に転落するという。「全品均一価格」で“飛ぶ鳥を落とす勢い”で急成長してきたが、17年10月に「280円」から「298円」(いずれも税別)に値上げしたことが転機になった。
鳥貴族は3月8日、19年7月期決算の業績予想を下方修正した。年間売上高の予想を379億円から358億円に引き下げ、最終(当期)損益の予想を黒字約7億円から赤字約3億円に引き下げた。売上高が約20億円、利益は約10億円下がるというのだ。
「19年7月期決算」というのは、昨年8月から今年7月までの1年間の決算のこと。日本企業は「3月期決算」が多いが、決算期は企業側が決められる。そして上場企業は適宜、売上高や損益の予想を発表する。上ぶれ、下ぶれするときは修正して公表する。
この記事は有料記事です。
残り827文字(全文1199文字)
投稿にはログインが必要です。
長く経済分野を取材してきた川口雅浩・毎日新聞経済部前編集委員を編集長に、ベテラン・若手編集者が経済・社会の最新情勢を追います。
twitter 毎日新聞経済プレミア編集部@mainichibiz
facebook 毎日新聞経済プレミア編集部https://www.facebook.com/mainichibiz
注目コンテンツ