カリスマ転落

日産・ルノー・三菱の共同会見はまるで「清須会議」?

編集部
  • 文字
  • 印刷
記者会見後、記念撮影に応じる(左から)ルノーのジャンドミニク・スナール会長、日産自動車の西川広人社長、三菱自動車の益子修会長=2019年3月12日、梅村直承撮影
記者会見後、記念撮影に応じる(左から)ルノーのジャンドミニク・スナール会長、日産自動車の西川広人社長、三菱自動車の益子修会長=2019年3月12日、梅村直承撮影

 3月12日午後4時半、横浜市にある日産自動車本社の記者会見場は、約250人の内外の記者・報道関係者で埋め尽くされた。日産、ルノー、三菱自動車の3社トップが、日産前会長のカルロス・ゴーン被告の逮捕後、初めて共同で記者会見を行ったのだ。

 昨年11月19日夜、前会長の逮捕直後に、同じ場所で日産の西川広人社長兼最高経営責任者(CEO)が1人で記者会見した。それから4カ月近くたち、西川氏に加え、ルノーのジャンドミニク・スナール会長、ティエリー・ボロレCEO、それに益子修・三菱自動車会長兼CEOが出席した。

 「今回の記者会見は、本能寺の変で織田信長が倒れた後、跡目を決めるために豊臣(当時は羽柴)秀吉らが集まった『清須会議』のようなものだ。でも、日産、ルノーには『秀吉』はいない」

 会見を取材した、ある経済ジャーナリストがこう指摘した。天正10(1582)年に開かれた清須会議には織田家家臣の秀吉、柴田勝家、丹羽長秀、池田恒興の4人の武将が参加した。秀吉、勝家が信長の跡目を争う意味があったが、もちろん、会議だけでは決着しなかった。

この記事は有料記事です。

残り1373文字(全文1837文字)

編集部

長く経済分野を取材してきた川口雅浩・毎日新聞経済部前編集委員を編集長に、ベテラン・若手編集者が経済・社会の最新情勢を追います。
twitter 毎日新聞経済プレミア編集部@mainichibiz
facebook 毎日新聞経済プレミア編集部https://www.facebook.com/mainichibiz