
私は10年以上、会社勤めの社会人を中心に、心理的な苦痛の改善やキャリアに関するカウンセリングをしています。最近増えつつあるのが、定年退職後に再雇用されたものの、いつまでも「過去の肩書」にこだわる“おじさん”との関わり方についての相談です。
困った「シニアアドバイザー」
今回は、20代前半の女性社員・山田さん(仮名)のケースをご紹介したいと思います。
山田さんの会社には、定年退職になった社員を「シニアアドバイザー」として再雇用し、管理職候補の若手社員のアドバイス役になってもらう制度があります。「シニアアドバイザー」とはいっても、再雇用契約となるため平社員となり、給与も大幅減額となります。
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