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「トランプ氏は詐欺師」元側近の証言“空振り”の理由

古本陽荘・毎日新聞北米総局長
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支持者の歓声に応えるトランプ米大統領=2018年10月9日、高本耕太撮影
支持者の歓声に応えるトランプ米大統領=2018年10月9日、高本耕太撮影

 トランプ米大統領の側近だった元顧問弁護士のマイケル・コーエン被告が2月27日に議会下院で証言し、トランプ氏を「詐欺師」「人種差別主義者」と罵倒した。2016年大統領選に絡んだ金銭やロシアとの関係に関するトランプ陣営の疑惑の輪郭がより明確になった。ただ、コーエン被告の証言が、致命的なインパクトを与えたとは言い難いのが実情だ。この公聴会でニュースにならなかった部分に注目すると、その理由が見えてくる。

 米国の議会では、公聴会が頻繁に開かれる。予算に関連し政府や軍の高官が呼ばれ説明することもあれば、今…

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古本陽荘

毎日新聞北米総局長

1969年生まれ。上智大文学部英文科卒、米カンザス大大学院政治学修士課程修了。97年毎日新聞入社。横浜支局、政治部、外信部を経て2018年12月から北米総局長(ワシントン)。