
新しいアイデアは、自分だけでもんもんと考え続けていてもなかなか出てくるものではありません。大切なのは、ほどよい緊張感の中で、初対面やあまり深い関係でない人と話をすることです。その場として最適なのが会食です。今回は、私の知人のある実践についてお話しします。
初対面の人との会話から新企画を実現
私の知人で、現在ある大企業のトップを務めている人がいます。彼は夜の会食に行くか行かないかを判断するための一つの基準を持っています。それは「会食のメンバーに知らない人がいること」です。
よく知る人と一緒にいるだけでは付き合いは広がらず、刺激を受けることも少なくなっていきます。初対面の人や自分が知らない業界の人と親しく会話することで、さまざまな企画を思いついたり、ビジネスの可能性が見えてきたりするというのが彼の考え方です。
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細川義洋
ITコンサルタント
1964年、神奈川県生まれ、立教大学経済学部経済学科卒。NECソフト(現NECソリューションイノベータ)、日本IBMでシステム開発やコンサルティングを行う。著書に「なぜ、システム開発は必ずモメるのか?」「IT専門調停委員が教える モメないプロジェクト管理77の鉄則」(日本実業出版社)などがある。