シニア市場の正体

70代女性が「自分は中年」と言う“なるほどの女心”

梅津順江・株式会社ハルメク 生きかた上手研究所所長
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 女性はいくつになっても「若くありたい、見られたい」という願望があるものです。ちまたには「見た目が若いは武器になる」「メスを入れない若返り治療」「体操で100歳まで若く!美しく!」などをうたい文句にする商品やサービスがあふれています。

 私が所属する「ハルメク 生きかた上手研究所」は、2017年10月に60~75歳の女性211人に「年齢に関するアンケート」をウェブ上で行いました。実年齢を聞いた上で、「自分が何歳と思って生活を送っているか?(知覚年齢)」「自分は周りから何歳に見られていると思うか?(他者知覚年齢)」も質問しました。当社の化粧品ブランドの商品開発やカタログの表現に役立てる目的でした。

 結果は、総じて「知覚年齢<他者知覚年齢<実年齢」でした。知覚年齢は実年齢よりマイナス7~10歳、他…

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梅津順江

株式会社ハルメク 生きかた上手研究所所長

大阪府生まれ。杏林大学社会心理学部卒業後、ジュジュ化粧品(現・小林製薬)入社。ジャパン・マーケティング・エージェンシーを経て、2016年3月から現職。主に50歳以上のシニア女性を対象にインタビューや取材、ワークショップを行っている。著書に、「この1冊ですべてわかる 心理マーケティングの基本」(日本実業出版社)などがある。