経済プレミア・トピックス

秋田市の地価上げた「秋田犬・金足農・ナマハゲ」効果

川口雅浩・毎日新聞経済プレミア編集長
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 国土交通省が3月19日発表した公示地価(2019年1月1日時点)は、東京、大阪、名古屋の3大都市圏を除く地方圏の住宅地が1992年以来27年ぶりに前年比でプラスになるなど地方の地価の回復が鮮明となった。人口減少で地価の下落が続いていた秋田市は県立金足農業高や秋田犬人気などで中心地の地価が上昇した。

中心地で27年ぶり上昇

 秋田県は都道府県別の商業地の地価の下落率が14年から5年連続で全国ワーストワンだった。今回、秋田市中心地の地価が92年以来27年ぶりに上昇に転じた。秋田市全体の商業地は0.3%の下落だが、JR秋田駅から150メートルの一等地である同市中通2は1.8%上昇した。下落率の最下位は新潟県になり、秋田県は46位になった。

 国交省によると、秋田駅周辺で再開発が進んだほか、「秋田犬、金足農高の高校野球の活躍、男鹿市のナマハ…

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川口雅浩

毎日新聞経済プレミア編集長

1964年生まれ。上智大ドイツ文学科卒。毎日新聞経済部で財務、経済産業、国土交通など中央官庁や日銀、金融業界、財界などを幅広く取材。共著に「破綻 北海道が凍てついた日々」(毎日新聞社)、「日本の技術は世界一」(新潮文庫)など。財政・金融のほか、原発や再生可能エネルギーなど環境エネルギー政策がライフワーク。19年5月から経済プレミア編集部