辻野晃一郎の「世界と闘え」

IT農場で「高級イチゴ」宮城・山元町のブランド戦略

辻野晃一郎・アレックス株式会社代表取締役社長兼CEO
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GRAのイチゴ農園=筆者撮影
GRAのイチゴ農園=筆者撮影

 「食べる宝石」をコンセプトとする「ミガキイチゴ」をご存じだろうか。最高級品は1粒1000円で販売されているが、特別なのは値段だけではない。作っているのは宮城県山元町にある農業生産法人の株式会社GRA。地元出身の起業家・岩佐大輝さん(41)が率いる農業ベンチャーだ。ITやデータを活用した栽培手法や品質管理手法を確立し、高級イチゴの地域ブランド化に成功した。先日、このGRAのイチゴ農園を訪問し岩佐さんとお話しする機会を得たので、紹介したい。

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辻野晃一郎

アレックス株式会社代表取締役社長兼CEO

1957年福岡県生まれ。84年、慶応義塾大学大学院工学研究科を修了し、ソニー入社。VAIOなどの事業責任者、カンパニープレジデントを歴任。2007年、グーグルに入社し、その後、グーグル日本法人代表取締役社長に就任。10年4月にグーグルを退社し、アレックス株式会社を創業。著書に「グーグルで必要なことは、みんなソニーが教えてくれた」(新潮社)、「リーダーになる勇気」(日本実業出版社)、「『出る杭』は伸ばせ! なぜ日本からグーグルは生まれないのか?」(文芸春秋)などがある。