経済記者「一線リポート」

6800億円損失計上でみずほFGは身軽になった?

坂井隆之・毎日新聞経済部副部長(前ロンドン特派員)
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みずほFG本社がある大手町タワー=東京・大手町で
みずほFG本社がある大手町タワー=東京・大手町で

 久しぶりに驚かされる数字だった。みずほフィナンシャルグループ(FG)が3月6日に発表した、2019年3月期業績見通しの下方修正である。店舗閉鎖などに伴う費用を一括処理した結果、約6800億円もの新たな損失が発生するという内容だった。

 従来5700億円を予想していた連結最終(当期)利益の見通しが、一気に800億円まで縮小してしまった。みずほは将来の成長に向けた「前向きな損失」と強調するが、市場の理解を得られたとは言い難い。

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坂井隆之

毎日新聞経済部副部長(前ロンドン特派員)

1973年、京都市生まれ。広島大学大学院修了。98年毎日新聞社入社。千葉支局を経て、2003年から経済部で日銀、金融庁、財務省などを担当。12年~16年、欧州総局(ロンドン)特派員として、欧州、中東、ロシア、アフリカの経済ニュースをカバーした。共著に「AIが変えるお金の未来」(文春新書)など。