サイバー攻撃の脅威

ミサイル警報「偽アプリ」イスラエル市民を襲う仕掛け

松原実穂子・NTTチーフ・サイバーセキュリティ・ストラテジスト
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エルサレムの首相公邸前の集会で治安対策の強化を求めるユダヤ人入植者ら=2015年10月5日、大治朋子撮影
エルサレムの首相公邸前の集会で治安対策の強化を求めるユダヤ人入植者ら=2015年10月5日、大治朋子撮影

 中東情勢が緊張を増してきた。トランプ米大統領が3月、米国の中東政策を転換させ、ゴラン高原におけるイスラエルの主権を正式に認める宣言に署名した。これを受け、シリア、イランなどが強く反発している。

 1967年の第3次中東戦争でイスラエルはシリアからゴラン高原を奪い、81年に併合を発表した。当時、国連安全保障理事会は、米国を含む全会一致で「併合は無効」との決議を採択した。

 中東情勢を巡っての混迷はサイバー空間でも見られ、イスラエルに対してサイバー攻撃が次々と仕掛けられて…

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松原実穂子

NTTチーフ・サイバーセキュリティ・ストラテジスト

早稲田大学卒業後、防衛省で9年間勤務。フルブライト奨学金により米ジョンズ・ホプキンス大学高等国際問題研究大学院で修士号取得。その後、米シンクタンク、パシフィックフォーラムCSIS(現パシフィックフォーラム)研究員などを経て現職。国内外で政府、シンクタンクとの意見交換やブログ、カンファレンスを通じた情報発信と提言に取り組む。