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大ヒット「翔んで埼玉」誰も傷つけない“自虐の笑い”

位川一郎・毎日新聞紙面審査委員
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「翔んで埼玉」の一場面(C)2019映画「翔んで埼玉」製作委員会
「翔んで埼玉」の一場面(C)2019映画「翔んで埼玉」製作委員会

 話題の映画「翔んで埼玉」を遅まきながら見てきました。思いきりばかばかしく、ただただ楽しい、というのが素直な感想でした。私は他県出身の「埼玉都民」ですが、この映画の人気はちょっとうれしい気分です。

自虐ネタは地方PRの定番

 「埼玉県民にはそこらへんの草でも食わせておけ!」「埼玉なんて言ってるだけで口が埼玉になるわ!」といった「ディスり」のセリフがこれでもかと出てきます。しかし、そこまで徹底されると逆に爽快です。

 一方、浦和と大宮の口論に与野が口をはさんで「与野は黙ってろ」と言われる場面など、埼玉県民にしか分か…

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位川一郎

毎日新聞紙面審査委員

 1957年広島県生まれ。東京大経卒。81年埼玉新聞社入社。88年毎日新聞社入社。水戸支局、経済部、総合メディア事業局、地方部などを経て、2004~10年経済部編集委員。国土交通省、農水省、総務省などを担当し、ライブドア騒動、米国産牛肉の輸入再開、公共事業問題などを取材。13年から現職。