高齢化時代の相続税対策

亡母の土地分けた兄弟「争わない」が最良の節税対策

広田龍介・税理士
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 高齢の母親が亡くなり、相続が開始された。相続人は長男と次男の2人。相続財産の宅地500平方メートルは、母親と長男がそれぞれ2分の1を持つ共有名義だが、これをどう分けるか、兄弟で話し合った。

「母と兄の共有」兄弟で分けたい

 というのも、この宅地の上には長男、次男がそれぞれ建物を建てて、別々に暮らしていたからだ。長男所有の建物の敷地は300平方メートル、次男のほうは200平方メートルだ。

 兄弟は遺産分割を機会に、自分の住まいがある敷地を、それぞれ単独の所有地にしたいと考えていた。

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広田龍介

税理士

1952年、福島県いわき市生まれ。85年税理士登録。東京・赤坂で広田龍介税理士事務所を開設。法人・個人の確定申告、相続税申告、不動産の有効活用などを中心に幅広くコンサルティング活動を続けている。相続税に関する講演やセミナーも開催している。