カリスマ転落

日産改善委報告に書かれた「現CEOの署名」の重大性

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記者会見でゴーン前会長についての質問に答える日産の西川広人社長(中央)=2019年3月12日、梅村直承撮影
記者会見でゴーン前会長についての質問に答える日産の西川広人社長(中央)=2019年3月12日、梅村直承撮影

日産ガバナンス改善委の報告書(3)

 カルロス・ゴーン前会長による数々の不正の事実を認定した日産自動車ガバナンス改善特別委員会の報告書は、西川広人(さいかわ・ひろと)社長兼最高経営責任者(CEO)ら現経営陣の責任をどう判断したのだろうか。

 報告書は、西川氏ら現経営陣の法的責任や経営責任についてひと言も言及していない。それどころか、冒頭に「当委員会はいかなる個人や法人の犯罪事実、法的責任の有無を追及するものではない」と書き、現経営陣の責任追及はしないと強調しているのだ。

 だが、報告書には1カ所だけ、西川氏がゴーン前会長の不正に関与した可能性をうかがわせる記述がある。ゴ…

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長く経済分野を取材してきた今沢真・毎日新聞論説委員を編集長にベテラン・若手編集者が経済・社会の最新情勢を追います。
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