
「会社に使われる人」楠木新さんに聞く(2)
「会社に使われる人 会社を使う人」(角川新書)の著者、楠木新さん(64)は、会社にどっぷりつかっているサラリーマンは、会社にとってお荷物になっていると指摘する。楠木さんのインタビューの2回目をお届けする。【聞き手・経済プレミア編集長、今沢真】
――「会社に都合よく使われている人」は多いと思います。そういう人は定年後に何をすればいいかわからなくなる。でもその自覚がない人が大半だと思います。どういう人が「使われる人」でしょうか。
◆楠木新さん 会社の仕事一本で、ほかには目もくれない、外を見る余裕もない人でしょうか。「会社員の自分」しか持っていない人と言っても良いでしょう。過去の私もそうでした。50代になって、「会社員の自分」に自らのすべてを押し込めるのは窮屈すぎるというのが実感です。
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編集部
長く経済分野を取材してきた川口雅浩・毎日新聞経済部前編集委員を編集長に、ベテラン・若手編集者が経済・社会の最新情勢を追います。
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