「定年後」は間違いなくやってくる

「同期入社」人事に影響する日本特有の“結びつき”

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楠木新さん=2019年2月25日、川村彰撮影
楠木新さん=2019年2月25日、川村彰撮影

 50歳前後から定年に向けての働き方に関する楠木新さんとのインタビューは、日本企業の人事制度の特徴と、その背景について話が及ぶ。楠木さんは「同期」という日本独特の概念についての考察を披露した。インタビューの4回目をお届けする。【聞き手は経済プレミア編集長、今沢真】

 ――日本企業は、年功序列や終身雇用制度という特徴があり、入社年次が人事配置に影響します。そうしたなかで、楠木さんは「同期入社のつながり」に着目しています。

 ◆楠木新さん 「同期入社」は日本独特の考え方です。欧米で人事の仕事に携わった人や人事制度を学んできた人に聞くと、「同期」という概念はないそうです。「同期」を英文でストレートに表現できる単語もありません。一方、日本の場合は、電車に乗っていても「俺の同期がどうのこうの」と言っている声が聞こえてくる。日本の雇用システムの一つの特徴だと思います。

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編集部

長く経済分野を取材してきた川口雅浩・毎日新聞経済部前編集委員を編集長に、ベテラン・若手編集者が経済・社会の最新情勢を追います。
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