藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」

30年で大変化した「ラスベガス」という特異な場所

藻谷浩介・地域エコノミスト
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歩行者でごった返す天蓋(てんがい)式アーケードは米国ではおそらく、このラスベガスのダウンタウンにしかない(写真は筆者撮影)
歩行者でごった返す天蓋(てんがい)式アーケードは米国ではおそらく、このラスベガスのダウンタウンにしかない(写真は筆者撮影)

米国ラスベガス・ダウンタウン編(1)

 いわゆる「統合型リゾート」(IR=巨大なホテルを核に、モール、会議場、劇場、カジノなどを複合させた施設)の導入を、躍起になって進める日本政府。お手本はIRの本家・米国ネバダ州のラスベガス、その一番弟子のマカオ、二番弟子のシンガポールである。しかしIR登場以前にカジノ産業の中心だったラスベガスのダウンタウン(旧中心市街地)はモデルの中にはないようだ。知人の結婚式の際に見聞した、その旧来型カジノ集積の今。

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藻谷浩介

地域エコノミスト

1964年山口県生まれ。平成大合併前の約3200市町村のすべて、海外105カ国を私費で訪問し、地域特性を多面的に把握する。2000年ごろから地域振興や人口問題に関して精力的に研究、執筆、講演を行う。著書に「デフレの正体」「里山資本主義」ほか多数。国内の鉄道(鉄軌道)全線を完乗した鉄道マニアでもある。