高齢化時代の相続税対策

借金2000万円付き土地「弟に遺贈」相続税の扱いは?

広田龍介・税理士
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 Aさんが亡くなり相続が起きた。相続人は妻と長女の2人。Aさんが残していた遺言書には、相続人ではないAさんの弟に土地を贈るという遺贈についての記載があった。このため相続税の申告にあたり、その課税関係が焦点となった。

「土地あげるからローン返済を」兄の遺言

 自筆証書で作成されていた遺言書には、(1)Aさんが所有し弟に貸し付けている土地は弟に遺贈する(2)ただし、Aさんには土地を担保に銀行からの借入金があるため、それは弟が負担して支払う――の2点が記載されていた。

 この土地は、Aさんが1987年に相続し、91年から弟の自宅用として無償で貸していたもので、相続税評…

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広田龍介

税理士

1952年、福島県いわき市生まれ。85年税理士登録。東京・赤坂で広田龍介税理士事務所を開設。法人・個人の確定申告、相続税申告、不動産の有効活用などを中心に幅広くコンサルティング活動を続けている。相続税に関する講演やセミナーも開催している。