
次世代の移動サービス「MaaS(マース)」の本格化に向け“日の丸連合”が結成された。
トヨタ自動車とソフトバンクは共同出資で移動サービス会社、モネ・テクノロジーズを1月に設立した。そのモネ社が3月28日、MaaSに取り組む企業連合体「モネコンソーシアム」を発足させた。小売りや物流、不動産、金融など88社が名を連ね「移動革命」への取り組みを加速させる。
モネ社の社長を務める宮川潤一・ソフトバンク副社長は「インターネットの世界でGAFA(グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン)が誕生したように、MaaSの世界ではモネというプラットフォームが活躍できる存在になりたい」と意気込みを語った。
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松本尚也
毎日新聞経済部記者
1989年大阪府生まれ。九州大学経済学部卒。2012年毎日新聞入社。水戸支局を経て17年から東京本社経済部。日銀、保険業界担当を経て、現在は自動車業界担当。共著に「AIが変えるお金の未来」(文春新書)。