
銀行業界でデジタルマネー導入の動きが続いている。みずほグループは独自のデジタルマネー「J-COIN」を3月からスタートし、三菱UFJグループも「MUFGコイン」を今年から本格導入する構えだ。
デジタルマネーは、政府が提唱する「キャッシュレス社会」の一環として注目されてきた。銀行業界では、現金を取り扱う業務コストを削減する観点からもデジタルマネー導入の動きを強めてきた。
しかし、銀行業界の姿勢に対し「利用者目線が乏しく、自分たちのご都合で前のめりになっている」という冷たい声が小売業界などから出ている。銀行主導のデジタルマネーが決済手段として本当に消費市場に定着するか、疑問を投げかける向きが少なくない。
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