
「会社に使われる人」楠木新さんに聞く(7)
定年後に向けた働き方をめぐる楠木新さんとのインタビューは、女性の働き方に話が進んだ。楠木さんは、女性は「会社員以外の自分」を持つ人が男性より多いと考えている。どんな理由があるのだろうか。【聞き手は経済プレミア編集長、今沢真】
――政府が「女性活躍」の旗印を掲げ、女性の管理職比率を欧米並みの30%にという目標が示されています。こうした政策をどう見ていますか。
◆楠木新さん 女性登用がもっともっと進んでいくことが望まれます。でも、男性と同じような働き方をしないと管理職に登用されないのでは実現は難しいでしょう。「どこでも働く、いつまでも働く、何でもやります」といった男性中心の旧来型の働き方を今も続けている会社は、働き方のシステムを変える必要があります。
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編集部
長く経済分野を取材してきた川口雅浩・毎日新聞経済部前編集委員を編集長に、ベテラン・若手編集者が経済・社会の最新情勢を追います。
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