海外特派員リポート

「くまモンも困惑!?」いつまで続く中国企業の権利侵害

赤間清広・毎日新聞経済部記者
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くまモンは中国でも大人気。発表会が終了すると、記念撮影を求める現地記者が殺到した=北京市内のホテルで2019年3月19日、赤間清広撮影
くまモンは中国でも大人気。発表会が終了すると、記念撮影を求める現地記者が殺到した=北京市内のホテルで2019年3月19日、赤間清広撮影

 「くまモンがハッピーをお届けしまーす」

 3月19日、北京市内のホテルで開かれたイベント。熊本県のPRキャラクター「くまモン」が音楽に合わせ踊り始めると、詰めかけた中国人記者が笑顔で手拍子を送り、取材そっちのけで動画撮影に夢中になっていた。

 くまモンは中国でも大人気。「くまモン」グッズやぬいぐるみが次々と売り出され、売れ行きも上々だという。しかし、その人気の高さが新たな問題を生んでいる。

 熊本県はこれまで、くまモンの中国語名を日本語と発音が同じ「酷MA萌(クマモン)」に決めPRを続けてきた。ところが、第三者が「酷馬萌(クマモン)」などよく似た表記を勝手に商標登録するケースが相次ぐなど、模倣品対策に手を焼いてきた。

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赤間清広

毎日新聞経済部記者

 1974年、仙台市生まれ。宮城県の地元紙記者を経て2004年に毎日新聞社に入社。気仙沼通信部、仙台支局を経て06年から東京本社経済部。16年4月に中国総局(北京)特派員となり、20年秋に帰国。現在は霞が関を拠点に、面白い経済ニュースを発掘中。新著に「中国 異形のハイテク国家」(毎日新聞出版)