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上野千鶴子さん東大入学式スピーチの「#MeToo」

山田道子・毎日新聞紙面審査委員
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社会学者の上野千鶴子さん=東京・井の頭公園で2017年1月11日、中村藍撮影
社会学者の上野千鶴子さん=東京・井の頭公園で2017年1月11日、中村藍撮影

 日本版では女優の常盤貴子さんが主人公を演じ好評だった米国の大ヒットドラマ「グッド・ワイフ」のシーズン6を見ていたら、あまりにも分かりやすいタイムリーな場面が出てきた。

小説「彼女は頭が悪いから」にも言及

 元検事の夫が汚職と女性問題で辞職し、主人公のアリシア・フロリックは専業主婦から弁護士に復帰、才能を開花させる。シーズン6では、彼女に次期州検事候補の白羽の矢が立ち、出馬するかしないか迷う。パーティーでかの有名な女性解放活動家、グロリア・スタイネム(本人)が近寄ってきて「あなたならきっと改革できる」「いい女性候補を増やしたいの」などと熱く立候補を勧めるのだ。

 男女格差を測るジェンダー・ギャップ指数が日本(110位)よりはるかに高い米国(51位)でもこうなの…

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山田道子

毎日新聞紙面審査委員

1961年東京都生まれ。85年毎日新聞入社。浦和支局(現さいたま支局)を経て社会部、政治部、川崎支局長など。2008年に総合週刊誌では日本で一番歴史のあるサンデー毎日の編集長に就任。総合週刊誌では初の女性編集長を3年半務めた。その後、夕刊編集部長、世論調査室長を経て15年5月から現職。