人生100年時代のライフ&マネー

30代後半の53%が返済中「住宅ローン」拡大のリスク

渡辺精一・経済プレミア編集部
  • 文字
  • 印刷
 
 

平成「30年の家計史」(5)

 長年の金融緩和で住宅ローン金利は歴史的低水準。これを追い風にローンを抱える世帯が増え、残高も膨らむ。じわじわ広がった「借金漬け」構造に落とし穴はないか。

実質返済額は「バブル期の半分以下」

 総務省「家計調査」によると、2人以上世帯で住宅ローンを抱える割合は、2000年の33%から右肩上がりで伸び18年は40%。最も伸びが大きいのが35~39歳で53%。若い年代から住宅を取得する動きが強まった。

 住宅ローン拡大の最も大きな要因は、金利の低下だ。バブル末期の1990年、住宅金融公庫(現住宅金融支…

この記事は有料記事です。

残り1503文字(全文1765文字)

渡辺精一

経済プレミア編集部

1963年生まれ。一橋大学社会学部卒、86年毎日新聞社入社。大阪社会部・経済部、エコノミスト編集次長、川崎支局長などを経て、2014年から生活報道部で生活経済専門記者。18年4月から現職。ファイナンシャルプランナー資格(CFP認定者、1級FP技能士)も保有。