熊野英生の「けいざい新発見」

AI到来で「エコノミスト」という職業はなくなる?

熊野英生・第一生命経済研究所 首席エコノミスト
  • 文字
  • 印刷
 
 

 AI(人工知能)の技術進歩は、ディープラーニング(深層学習)によって一段のブレークスルーが起こったとされる。こうした話題の中には、いずれ多くの技能職、専門職あるいは知識労働者がビジネスの現場から消えていなくなるだろうという予測がある。

 平成の終わりも近いので、エコノミスト業もその存続に終わりが近いのかを考えてみたい。多くの読者は、こうした問いをエコノミスト自身が発すると、答えはおそらく「ノー」だと思うだろう。だから初めに「すでにエコノミストは消えている」という予想を裏切る話をしたい。

この記事は有料記事です。

残り1648文字(全文1893文字)

熊野英生

第一生命経済研究所 首席エコノミスト

1967年山口県生まれ。横浜国立大学経済学部卒業。90年、日本銀行入行。調査統計局などを経て、2000年、第一生命経済研究所入社。11年4月から現職。専門は金融政策、財政政策、金融市場、経済統計。