サイバー攻撃の脅威

台湾総統選めぐり「中国がSNSで偽情報?」の警戒感

松原実穂子・NTTチーフ・サイバーセキュリティ・ストラテジスト
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台湾総統選に向け、国民党の予備選への出馬を表明する鴻海の郭台銘会長(右)=台北市の国民党本部で2019年4月17日、福岡静哉撮影
台湾総統選に向け、国民党の予備選への出馬を表明する鴻海の郭台銘会長(右)=台北市の国民党本部で2019年4月17日、福岡静哉撮影

 台湾で2020年1月の総統選挙に向けた準備が進んでいる。蔡英文総統は再選出馬を表明している。鴻海(ホンハイ)精密工業の郭台銘(テリー・ゴウ)会長も4月に出馬表明した。

 18年11月に22県市で行われた統一地方選は、総統選の前哨戦と言われる。その選挙で与党・民進党は首長ポストを13から6に半減させ、6から15に増やした国民党に大敗した。蔡総統は、与党主席から引責辞任した。

 ところが、統一地方選には中国による介入があり、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を介…

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松原実穂子

NTTチーフ・サイバーセキュリティ・ストラテジスト

早稲田大学卒業後、防衛省で9年間勤務。フルブライト奨学金により米ジョンズ・ホプキンス大学高等国際問題研究大学院で修士号取得。その後、米シンクタンク、パシフィックフォーラムCSIS(現パシフィックフォーラム)研究員などを経て現職。国内外で政府、シンクタンクとの意見交換やブログ、カンファレンスを通じた情報発信と提言に取り組む。