職場のストレス・マネジメント術

スマホゲームにはまって欠勤も 会社はどう対応?

舟木彩乃・心理カウンセラー
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 今回は、仕事に支障が出てもスマホゲーム依存から抜け出せない内藤さん(仮名=30代後半、男性)のケースを取り上げます。

 内藤さんは金融機関勤務で、夫婦ともにマイホーム購入を目的に節約と貯蓄に励んでいました。ランチ代節約のため職場から離れたスーパーに安いお弁当を買いに行き、飲み物代節約のために水筒も持ち歩いていました。もちろん昇進して給与が上がるよう、仕事にも人一倍頑張って取り組んでいました。

 そんな内藤さんのストイックな生活を一変させたのがスマホゲームです。特に熱を入れていたのが競走馬を育成していく牧場経営のゲームです。

 最初は通勤や待ち時間の暇つぶしで遊んでいたのですが、大きなレースに勝ったり、コミュニティーでゲーム仲間と交流したりしているうちにのめり込んでいき、利用時間もどんどん増えていきました。ゲーム時間を確保するため、ランチは栄養ドリンクで済ませ、家に帰ると食卓やトイレ、お風呂場にスマホを持ち込むまでになっていました。

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舟木彩乃

心理カウンセラー

 筑波大学大学院博士課程修了(ヒューマン・ケア科学博士)。カウンセラーとして8000人以上、コンサルタントとして100社を超える企業の相談に対応。一般企業の人事部などを経て、現在メンタルシンクタンク(筑波大学発ベンチャー企業)副社長。国家資格として公認心理師、精神保健福祉士、第1種衛生管理者、キャリアコンサルタントなど保有。著書に「『首尾一貫感覚』で心を強くする」(小学館新書)。