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スマホゲームにはまって欠勤も 会社はどう対応?

舟木彩乃・産業心理コンサルタント・カウンセラー
 
 

 今回は、仕事に支障が出てもスマホゲーム依存から抜け出せない内藤さん(仮名=30代後半、男性)のケースを取り上げます。

 内藤さんは金融機関勤務で、夫婦ともにマイホーム購入を目的に節約と貯蓄に励んでいました。ランチ代節約のため職場から離れたスーパーに安いお弁当を買いに行き、飲み物代節約のために水筒も持ち歩いていました。もちろん昇進して給与が上がるよう、仕事にも人一倍頑張って取り組んでいました。

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産業心理コンサルタント・カウンセラー

 筑波大学大学院博士課程修了(ヒューマン・ケア科学博士)。一般企業の人事部などを経て、現在メンタルシンクタンク(筑波大学発ベンチャー企業)副社長。金融庁職員のメンタルヘルス対策にも従事する。国家資格として公認心理師、精神保健福祉士、第1種衛生管理者、キャリアコンサルタントなど保有。著書に「『首尾一貫感覚』で心を強くする」(小学館新書)。