サイバー攻撃の脅威

「データ破損!」企業をまひさせるウイルス感染の恐怖

松原実穂子・NTTチーフ・サイバーセキュリティ・ストラテジスト
  • 文字
  • 印刷
 
 

 米国とヨーロッパの製造業大手が今春、身代金要求型ウイルスに感染する被害が続発している。感染すると、コンピューターに保存されている顧客情報などのデータにアクセスできなくなってしまう。ハッカーは、業務が続けられなくなって困っている企業に対し、データを人質に身代金を要求する。

 例えば米国で3月、大手化学企業2社が身代金要求型ウイルスに感染し、数日間、コンピューターやメールがダウンした。結局、コンピューター数百台を新たに購入する羽目になった。業務を停止させかねない恐ろしいウイルスは、身代金要求型ウイルス以外にもある。業務に必要なデータを破壊、削除してしまうので注意が必要だ。

この記事は有料記事です。

残り990文字(全文1277文字)

   

ご登録日から1カ月間は100円

いますぐ登録して続きを読む

または

登録済みの方はこちら

松原実穂子

NTTチーフ・サイバーセキュリティ・ストラテジスト

早稲田大学卒業後、防衛省で9年間勤務。フルブライト奨学金により米ジョンズ・ホプキンス大学高等国際問題研究大学院で修士号取得。その後、米シンクタンク、パシフィックフォーラムCSIS(現パシフィックフォーラム)研究員などを経て現職。国内外で政府、シンクタンクとの意見交換やブログ、カンファレンスを通じた情報発信と提言に取り組む。