藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」

モロッコのスペイン領「セウタ」へ高速をすっ飛ばす

藻谷浩介・地域エコノミスト
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セウタの市街は陸繋島の砂州の上にある。向こうに見えるのはモロッコ(写真は筆者撮影)
セウタの市街は陸繋島の砂州の上にある。向こうに見えるのはモロッコ(写真は筆者撮影)

ジブラルタル海峡編(4)

 何度も欧州列強に統治された歴史を持ちながら、60年前にモロッコ領に戻った100万都市タンジェ。そこから陸続きに70キロほど東のスぺイン領セウタの町へ向かうが、鉄道はもとより定期バスの運行もない。普通サイズのセダンに乗客5人を詰め込んだ乗り合いタクシーで、起伏の大きい高速道路をすっ飛ばす。

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藻谷浩介

地域エコノミスト

1964年山口県生まれ。平成大合併前の約3200市町村のすべて、海外105カ国を私費で訪問し、地域特性を多面的に把握する。2000年ごろから地域振興や人口問題に関して精力的に研究、執筆、講演を行う。著書に「デフレの正体」「里山資本主義」ほか多数。国内の鉄道(鉄軌道)全線を完乗した鉄道マニアでもある。