東芝は5月13日、2019年3月期連結決算を発表した。売上高3兆6935億円に対し、営業利益は354億円で、売上高に占める比率は1%に満たなかった。同業の日立製作所は約8%、パナソニックは約5%で、東芝の収益力の低さが改めて浮き彫りになった。
18年4月に車谷暢昭(くるまたに・のぶあき)会長兼最高経営責任者(CEO)が就任して約1年。コストダウンと収益力強化に取り組んできたが、成果は出ていない。20年3月期の営業利益を3.9倍の1400億円と見込んでいるが、その数字が達成できるかどうかが「車谷体制」の試金石となる。
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長く経済分野を取材してきた川口雅浩・毎日新聞経済部前編集委員を編集長に、ベテラン・若手編集者が経済・社会の最新情勢を追います。
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