メディア万華鏡

改元で騒ぎ「天皇制」論じないメディアの“思考停止”

山田道子・毎日新聞紙面審査委員
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天皇陛下の即位を祝う一般参賀に臨まれた天皇、皇后両陛下と皇族方=皇居・宮殿で2019年5月4日、佐々木順一撮影
天皇陛下の即位を祝う一般参賀に臨まれた天皇、皇后両陛下と皇族方=皇居・宮殿で2019年5月4日、佐々木順一撮影

 退位・即位をめぐる騒動が一段落したが、事ここに至る報道に「なんだかな~」という感がぬぐえない。先の天皇、皇后両陛下は、平和を希求し国民に寄り添う平成の象徴天皇制を作り上げた立派な方という報道がほとんどの印象だ。1989年1月に昭和天皇が亡くなられる前後、私は社会部で取材していたが、天皇制についてもっと詰めた報道があったような記憶がある。

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山田道子

毎日新聞紙面審査委員

1961年東京都生まれ。85年毎日新聞入社。浦和支局(現さいたま支局)を経て社会部、政治部、川崎支局長など。2008年に総合週刊誌では日本で一番歴史のあるサンデー毎日の編集長に就任。総合週刊誌では初の女性編集長を3年半務めた。その後、夕刊編集部長、世論調査室長を経て15年5月から現職。