日産自動車は5月14日、2019年3月期連結決算を発表した。売上高は前期比3.2%減の11兆5742億円、最終(当期)利益は57.3%減の3191億円と業績が悪化していることを印象づけた。
今回の決算発表で投資家にとって大ショックなのは、1年後の20年3月期の大幅な減配が公表されたことだ。日産は株価水準に比べて高い配当であることで知られている。検査不正やカルロス・ゴーン前会長の逮捕といった事態が相次ぎ、株価が弱含んでいることもあり、配当利回りの水準は高く、投資家にとって人気の株式だった。
19年3月期は1株当たり57円という日産では過去最高の配当が予定されている。ところがこの日、翌20年3月期の配当が1株当たり40円と発表された。前期に比べ3割減だ。
この記事は有料記事です。
残り510文字(全文840文字)
投稿にはログインが必要です。
長く経済分野を取材してきた川口雅浩・毎日新聞経済部前編集委員を編集長に、ベテラン・若手編集者が経済・社会の最新情勢を追います。
twitter 毎日新聞経済プレミア編集部@mainichibiz
facebook 毎日新聞経済プレミア編集部https://www.facebook.com/mainichibiz
注目コンテンツ