
トヨタ自動車は5月17日、独BMWと初めて共同開発した新型スポーツカー「スープラ」を発売した。スープラはトヨタを代表する伝統のスポーツカーだが、ミニバンブームなどに押され2002年に生産を終了していた。若者のクルマ離れで「スポーツカー冬の時代」といわれる今、トヨタがスープラを17年ぶりに復活させた理由は何か?
「スポーツカーはもうからない、売れないと冷ややかに見る方がいるのは事実。しかし、もうからないからと、どんどんやめていったら、その先に何が残るでしょうか?」
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川口雅浩
毎日新聞経済プレミア編集長
1964年生まれ。上智大ドイツ文学科卒。毎日新聞経済部で財務、経済産業、国土交通など中央官庁や日銀、金融業界、財界などを幅広く取材。共著に「破綻 北海道が凍てついた日々」(毎日新聞社)、「日本の技術は世界一」(新潮文庫)など。財政・金融のほか、原発や再生可能エネルギーなど環境エネルギー政策がライフワーク。19年5月から経済プレミア編集部