
5月、6月は暖房も冷房も使わないで済む日が多くなる。だから、毎月の光熱費がぐっと下がる。一年中、このくらいの電気代、ガス代だったらいいのに、と思うが、そんな月は少ない。初夏と初秋に2~3カ月あるくらいだろう。
自然の力で涼しい「パッシブデザイン」
この省エネ月を増やそうという工夫が住宅に続々と採用されている。
特に目立つのは、マンションで夏の冷房使用を減らそうとする工夫だ。それは、自然の風を積極的に採り入れる工夫である。
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櫻井幸雄
住宅ジャーナリスト
1954年生まれ。年間200物件以上の物件取材を行い、首都圏だけでなく全国の住宅事情に精通する。現場取材に裏打ちされた正確な市況分析、わかりやすい解説、文章のおもしろさで定評のある、住宅評論の第一人者。毎日新聞、日刊ゲンダイで連載コラムを持ち、週刊ダイヤモンドでも定期的に住宅記事を執筆。テレビ出演も多い。近著は「不動産の法則」(ダイヤモンド社)。