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「うつ病診断」長期休職中にSNS上げる社員はあり?

舟木彩乃・産業心理コンサルタント・カウンセラー
 
 

 今回は、「うつ病」で会社を休んでいる最中に、飲み会や旅行を楽しんでいる様子を次々にSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)にアップしている新井さん(仮名、女性20代前半)のケースを紹介します。

 新井さんは食品会社に勤めています。学生時代からミスコンのイベントに出場するなど、積極的で明るい性格です。入社後も持ち前の明るさで上司や先輩から可愛がられ、仕事も頑張っていました。

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産業心理コンサルタント・カウンセラー

 筑波大学大学院博士課程修了(ヒューマン・ケア科学博士)。一般企業の人事部などを経て、現在メンタルシンクタンク(筑波大学発ベンチャー企業)副社長。金融庁職員のメンタルヘルス対策にも従事する。国家資格として公認心理師、精神保健福祉士、第1種衛生管理者、キャリアコンサルタントなど保有。著書に「『首尾一貫感覚』で心を強くする」(小学館新書)。