人生100年時代のライフ&マネー

住宅ローン「変動から固定へ」の借り換えが難しい理由

渡辺精一・経済プレミア編集部
  • 文字
  • 印刷
 
 

 住宅ローンは変動型を選ぶ人が今や多数派だ。今は低金利の恩恵を最大限に受け「将来金利が上がったら、固定金利に借り換えよう」と考える人が多いようだ。しかし、ローン金利が決まる仕組みを考えると、現実には、タイミングよく実行するのは難しい面がある。

 住宅ローンの金利はどうやって決まるか。

 変動型住宅ローンの金利は、日銀の金融政策の影響を強く受ける短期金利に連動している。ただし、短期金利が変動しても、すぐ上下するわけではない。多くの銀行は、原則として4月と10月の年2回、短期金利の動きに基づいて変動型の「店頭金利」を見直している。つまり動きは半年単位だ。

 さらに、ほとんどの銀行は「優遇プラン」を設けており、決められた条件を満たせば、店頭金利から一定の金利分を「優遇幅」として差し引いて「適用金利」を決めている。これが実際の貸出金利となる。

この記事は有料記事です。

残り1003文字(全文1372文字)

渡辺精一

経済プレミア編集部

1963年生まれ。一橋大学社会学部卒、86年毎日新聞社入社。大阪社会部・経済部、エコノミスト編集次長、川崎支局長などを経て、2014年から生活報道部で生活経済専門記者。18年4月から現職。ファイナンシャルプランナー資格(CFP認定者、1級FP技能士)も保有。