育児サバイバル

日本の通勤電車で「ベビーカー様」は非常識なのか

藤田結子・明治大商学部教授
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車椅子やベビーカーも利用しやすいように設けられたJR山手線のフリースペース=東京都品川区の東京総合車両センターで2015年3月28日、宮間俊樹撮影
車椅子やベビーカーも利用しやすいように設けられたJR山手線のフリースペース=東京都品川区の東京総合車両センターで2015年3月28日、宮間俊樹撮影

 「ベビーカー様」という言葉を知っていますか。電車内や店でベビーカーを使う母親を暗に批判する俗語です。ネット上で盛んに使われるスラングです。

 通勤ラッシュ時のベビーカー乗車は昔から繰り返し批判されてきました。今もネット上には、「ベビーカーで満員電車に突っ込んでくるの迷惑」「子ども抱えてベビーカーは畳め!」といった怒りの投稿が後を絶ちません。

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藤田結子

明治大商学部教授

東京都生まれ。慶応義塾大を卒業後、大学院留学のためアメリカとイギリスに約10年間滞在。06年に英ロンドン大学で博士号を取得。11年から明治大学商学部准教授、16年10月から現職。専門は社会学。参与観察やインタビューを行う「エスノグラフィー」という手法で、日本や海外の文化、メディア、若者、消費、ジェンダー分野のフィールド調査をしている。5歳の男の子を子育て中。