藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」

難攻不落の大英帝国軍港「ジブラルタル」のいま

藻谷浩介・地域エコノミスト
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スペイン側からジブラルタルへは多くの通勤者が毎日歩いて国境を越える(写真は筆者撮影)
スペイン側からジブラルタルへは多くの通勤者が毎日歩いて国境を越える(写真は筆者撮影)

ジブラルタル海峡編(6)

 軍事的・経済的意義を失い、モロッコの中で陸の孤島のような小リゾート都市となっていたスペイン領セウタ。欧州側のスペインに戻って今度は、英国の自治領であるジブラルタルに向かう。こちらはいまだに英国海軍の拠点で、セウタが昔そうだったように自由貿易港も続けているというのだが、実態はどのようになっているのだろうか。

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藻谷浩介

地域エコノミスト

1964年山口県生まれ。平成大合併前の約3200市町村のすべて、海外105カ国を私費で訪問し、地域特性を多面的に把握する。2000年ごろから地域振興や人口問題に関して精力的に研究、執筆、講演を行う。著書に「デフレの正体」「里山資本主義」ほか多数。国内の鉄道(鉄軌道)全線を完乗した鉄道マニアでもある。