マンション・住宅最前線

ここまで進んでいる!最新マンションの「省エネ」力

櫻井幸雄・住宅ジャーナリスト
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 日本のマンションは着実に省エネ性能を高めてきた。

 昭和30年代、マンションが増え始めた頃は、窓には鉄枠のサッシが入り、強い風が吹くとガタガタ鳴った。当然、隙間(すきま)風も入るので、冬は寒かった。夏は、開け放していたので問題なかったが、断熱性は最悪だった。

最新設備で快適性が向上

 その後、オイルショックを契機に昭和50年代に「省エネ」に対する関心が高まると、壁に断熱材が入れられるようになり、隙間のないアルミサッシも広がった。気密性が高まり、魔法瓶のような住まいになったが、積極的に換気をしないと室内のカビが増加。窓の結露も増えるという弊害が指摘されるようになった。

 それらを防ぐために、21世紀に入ると、24時間換気システムや2枚のガラスを使って断熱したペアガラス…

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櫻井幸雄

住宅ジャーナリスト

1954年生まれ。年間200物件以上の物件取材を行い、首都圏だけでなく全国の住宅事情に精通する。現場取材に裏打ちされた正確な市況分析、わかりやすい解説、文章のおもしろさで定評のある、住宅評論の第一人者。毎日新聞、日刊ゲンダイで連載コラムを持ち、週刊ダイヤモンドでも定期的に住宅記事を執筆。テレビ出演も多い。近著は「不動産の法則」(ダイヤモンド社)。