職場のトラブルどう防ぐ?

「離職率高い」新卒採用に悩む中小企業ができる対策は

井寄奈美・特定社会保険労務士
  • 文字
  • 印刷
 
 

 A子さん(45)は夫が経営する金属加工会社で、経理・総務の責任者をしています。会社は社員数約50人で、8年前に新卒採用を始め、今年も2人を迎えましたが、入社2カ月で1人が退職しました。これまでも新卒者の半数以上が3年以内に退職しています。どうすれば新卒者が定着するか悩んでいます。

高齢化する社員に危機感

 会社は、A子さんの夫の父が40年前に創業し、事業の拡大に合わせて中途採用で社員を増やしてきました。夫は大卒後、他社で数年の経験を積み入社。12年前に経営を引き継ぎ、他社の人事・総務部門で働いていたA子さんもそのタイミングで入社しました。

 A子さんの入社時、業務は先代社長のやり方を踏襲し、慣習で進められていました。労務管理の面では、例え…

この記事は有料記事です。

残り1539文字(全文1860文字)

   

ご登録日から1カ月間は100円

いますぐ登録して続きを読む

または

登録済みの方はこちら

井寄奈美

特定社会保険労務士

大阪市出身。2015年、関西大学大学院法学研究科博士前期課程修了。現在、大阪大学大学院法学研究科博士後期課程在籍中(専攻:労働法)。01年、社会保険労務士資格を取得。会計事務所勤務などを経て06年4月独立開業。井寄事務所(大阪市中央区)代表。著書に『トラブルにならない 小さな会社の女性社員を雇うルール』(日本実業出版社)など。http://www.sr-iyori.com/