メディア万華鏡

メディア騒がす「女性皇族と恋愛結婚」の悩ましい問題

山田道子・元サンデー毎日編集長
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天皇陛下の即位を祝う一般参賀に臨み、手を振られる秋篠宮妃紀子さまと秋篠宮家の長女眞子さま、次女佳子さま=皇居・宮殿で2019年5月4日、手塚耕一郎撮影
天皇陛下の即位を祝う一般参賀に臨み、手を振られる秋篠宮妃紀子さまと秋篠宮家の長女眞子さま、次女佳子さま=皇居・宮殿で2019年5月4日、手塚耕一郎撮影

 すっかり詳しくなってしまった。米国のロースクール事情。秋篠宮家の長女眞子さまとの婚約が延期になっている小室圭さんが通うフォーダム大学ロースクール(ニューヨーク)の卒業式が5月20日にあった。ワイドショーは連日、卒業式に出席するのか、卒業後は別コースを履修するのか、米弁護士の収入はいくらかなどを詳報した。コメンテーターが「またですか?」と言うと、司会者が「すみません、またです」と謝る場面も。ある意味、眞子さまはおっぽり出しだ。

 よほど視聴率がとれるのだろうと想像していたら、こんな時寸鉄人を刺すコラムニストの山田美保子さんがこう表現した。「最も数字を持っている一般人」(サンデー毎日6月2日号「ワイドショーの恋人」)。

 「それにしても、ここまでワイドショーの主役となり、さまざま取り沙汰され、しかも高視聴率を稼ぐ一般人が、かつていただろうか。あらゆる報道に負ける様子がない強心臓。私は、この部分だけでも小室さんを高評価しているのだが」と。確かに「ここまで」の人がこれまでいたとすれば犯罪者かその疑いをかけられた人だけだろう。

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山田道子

元サンデー毎日編集長

1961年東京都生まれ。85年毎日新聞社入社。社会部、政治部、川崎支局長などを経て、2008年に総合週刊誌では日本で最も歴史のあるサンデー毎日の編集長に就任。総合週刊誌では初の女性編集長を3年半務めた。その後、夕刊編集部長、世論調査室長、紙面審査委員。19年9月退社。