知ってトクするモバイルライフ フォロー

アップルがOS一新 ファイル管理強化のiPadOS初採用

石野純也・ケータイジャーナリスト
基調講演に登壇したティム・クック最高経営責任者
基調講演に登壇したティム・クック最高経営責任者

 アップルは、米カリフォルニア州サンノゼで6月3日(現地時間)、世界開発者会議(WWDC)を開いた。会期初日の基調講演には、ティム・クック最高経営責任者ら幹部が登壇し、iPhone、iPad、アップルウオッチ、マックなどの最新基本ソフト(OS)を発表した。

iPadOSは二つのアプリを同時に開ける

 数多くの新機能が紹介され、2時間以上にわたった基調講演だが、中でも来場者がわいたのが、iPad向けのOSが発表された時だ。

 これまで、iPadにはiPhoneと同じ「iOS」が採用され続けてきたが、次期バージョンからは名称を「iPadOS」に改定。同じアプリを二つ同時に開いて情報をドラッグ・アンド・ドロップでコピーできるようにするなど、iOS以上の機能を盛り込んだ。

この記事は有料記事です。

残り1251文字(全文1584文字)

ケータイジャーナリスト

1978年、静岡県生まれ。慶応義塾大学総合政策学部卒。2001年、宝島社に入社。当時急速に利用者数を伸ばしていた携帯電話関連のムック編集に携わる。05年には独立してフリーランスのジャーナリスト/ライターに転身。通信事業者、携帯電話メーカー、コンテンツプロバイダーなどを取材、幅広い媒体に原稿を執筆する。業界動向を記したビジネス書から、端末の解説書まで著書も多い。